長い間君のものだった僕のカラダ。

長い間、君のものだったから
この腕も肩も唇も
長い間、君のものだったらから

今、自分のもとに返ってきても
持てあますばかり。

この指もさ、髪もさ、
心だって。

全部君のものだと思って
生きてきたからさ、
主を失って、なんだか屍みたいだよ。

心の中だって空っぽ。
みんな君で埋め尽くされてたからね。

ここの中には唯一
君が残して行った傷が少しだけ。

頭にはさ、君と過ごした数々の思い出だけが
残っているよ。

まだ、主は君のようで
でも、違っているから
バランスを崩して
うまく歩けない。

君の為に涙を流すことさえも
許されないようで
無意味なようで
自分で埋めるのは
さらに自分で与える傷ばかりだ。

ひとりでは生きていけないんだ、って
こんなに弱い子にした君は罪。

長い間、君のものだったこのカラダ。
どうしたものか。

少しずつ少しずつ取り戻すだけに
息を吸っている生きた屍。

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