いまでも、間違っていなかったのかどうかは、
分からない。
新しい自分になれると思ったのよ。
お互いのためだと思ったのよ。
なのに、あなたがいつも電話をかけてきた時間に
携帯を見るクセが治らない。
別に憎しみ合ったわけではないのだから、
声くらい聞かせてくれてもいいのに。
なんてね。
あなたへ着信を残そうとするけれど、
この時間が無駄になると、
少し躊躇する。
こんな切ない夜を過ごすのであれば、
恋に悩んでたあの日々に耐える方が
良かったのかもしれない。
この決断が
良かったのかどうかなんて
分からない。
今でも。
どうか、携帯の向こうであなたも
私と同じクセに悩まされていますように。
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