眠れないこんな夜は
あなたのことばかりを考えて
この骨の髄まで
あなたのものになってしまってもいいと
思ってしまうのです。
しらじらと世が明ける
こんな夜は
あなたの世界に身を任せて
このまま消えてしまってもいいとさえ
思ってしまうのです。
あぁ、君のカラダに融けて
なくなってしまいたいよ
いっそのこと
そして 君をのっとって
君にのっとられて
その息を一緒に吐いていたいよ
眠れない夜は
この部屋中をあなたで満たして
空気になるように
身を預けていたいよ
いっそのこと
このまま 深い深い
知らない世界へ
行ってしまってもいいとさえ
思ってしまう
夏の終わりの
眠れない夜。
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