切ない恋の詩

色を無くした景色

そうか。
あなたのわたしじゃなくなっただけで、
こんなにも
景色が色を無くす。

セピア色。
どこを見ても。

あなたと一緒に歩いた道も
一緒に行った喫茶店も
流れる景色が全て
色を無くす。

褪せていくよ。
褪せていくよ。

この間まであんなに
キラキラしていたのにね。

糸が切れた操り人形みたいだよ。
無くしたのは、あなただけじゃなかった。

この間まであんなに
キラキラしていたのにね。

あなたのわたしじゃなくなっただけで
こんなにも
こんなにも
見えるものが違うんだ。

どんなにかあなたの私であったかを
思い知る秋。

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