僕たちの温度

君の気持ちが知りたくて
問いかけてみるけど

少し困ったように
黙るから

そうか。

僕の知らないところで
僕たちは少しずつ
ズレてきていたんだね。

君の悩みを聞いてあげたいけれど
きっと僕は一番、知れないところにいる。

焦らせるつもりはまるでなかったけれど
下を向く 君を見たら
言葉よりもずっと 言いたいことが伝わったんだ。

それを知ってしまったからこそ
もう
後戻りはできなくて

数分前に戻れたらいいのにって
少しだけ後悔した。

知らずに笑っていれたのなら
それはそれで幸せで、
君が心変わりするまで
何も知らずにいても 良かったのかもしれない。

気づいてあげれなくて ごめん。

君に何があったのかは 分からないけれど
きっと僕が 役不足だったんだね。

少しずつ 大人になることもできるけど
それまで 君は待ってはくれないようだね。

一秒一秒 そんなことを考えながら
僕は黙った君をただ
見つめているだけ。

男性

関連記事

  1. 後ろ姿

    誰にも、とられたくないんだよ。

  2. 男性

    フラッシュバック

  3. 寝転がる女子

    今日を生きている。

  4. 今、僕はどんな顔をしている?

  5. ココロの穴

  6. 横顔女性

    すり抜けていく

  7. 桜の季節

    君がいない春

  8. 自動販売機

    長い間君のものだった僕のカラダ。

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このカテゴリの一覧

切ない恋の詩

最近のコメント

最近の記事

PICKUP

  1. 切ない恋の詩

    海と後ろ姿
    一生の女