君とよく 偶然会ってたあのバーは
もうずっとclosedのまま。
君と夜明けまで話していた
あの川沿いの芝生は
今はもう入ることができない。
君との思い出がひとつひとつ消えていく。
あそこに行ったら君に会える。
そんな場所も期待も
全て消えてしまった。
この街の風景はどんどん変わっていく。
あれからもう何年も経った。
今 どこで何をしているか、
そんなことも分からないけれど
まだ 君は心の中で
輝きを失うことはなく
いつづけたままで
こんなことを思っている
存在さえも知らないままで。
多分 一生会えない。
こんなことなら いっそのこと
大失恋してしまった方が
もう少し変れたのかもしれない。
あのとき 傷つくのがこわくて
守ったものは 一体 何だったのだろう。
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