君のいない街

君とよく 偶然会ってたあのバーは
もうずっとclosedのまま。

君と夜明けまで話していた
あの川沿いの芝生は
今はもう入ることができない。

君との思い出がひとつひとつ消えていく。

あそこに行ったら君に会える。
そんな場所も期待も
全て消えてしまった。

この街の風景はどんどん変わっていく。

あれからもう何年も経った。
今 どこで何をしているか、
そんなことも分からないけれど

まだ 君は心の中で
輝きを失うことはなく
いつづけたままで

こんなことを思っている
存在さえも知らないままで。

多分 一生会えない。

こんなことなら いっそのこと
大失恋してしまった方が
もう少し変れたのかもしれない。

あのとき 傷つくのがこわくて
守ったものは 一体 何だったのだろう。

関連記事

  1. 寝転がる女子

    今日を生きている。

  2. 街

    奪い去ってしまいたい。

  3. 海と少女

    ココロの中身

  4. 少女

    きっと君は誰かを好きになる。

  5. 切ない背中

    バイバイ、恋。

  6. 東京の夜景

    光と文字の街

  7. 香水

    君のために

  8. 椅子

    王様席

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このカテゴリの一覧

切ない恋の詩

最近のコメント

最近の記事

PICKUP

  1. 切ない恋の詩

    2人の後ろ姿
    つぼみ