いつか、あなたに会う日

いつか、あなたに会う日が来るまで
あなたの知らない私に

いつか、あなたに会う日には
あなたの知らない服を着て

あなたの知っている私が
まるで、ないように。

あなたが私の中につくった破片が
ひとつもないように。

驚かせてやるんだから。
絶対。

驚かせてやるんだから。
絶対。

後悔させてやるんだから。
離れたことを。

あなたの知らない服を着て
あなたの知らない指輪をして
あなたの知らない香りをまとい
あなたの知らない言葉を話して
まるであなたを知らないような私になってやるんだから。

そして、無邪気に
あなたが大好きだった笑顔を振りまいてやるんだから。

あなたが振りかえっても
振りかえらない女になってやるんだから。

少女後ろ姿

関連記事

  1. 壊れたガラス

  2. 横顔

    廃人。

  3. 絶望

  4. 君のいない街

  5. シャボン玉

    スキダッタ

  6. 立ちすくむ

    サヨナラの音。

  7. 寝転がる女子

    今日を生きている。

  8. Two figures silhouetted on a bridge railing

    あきらめないといけないのに【投稿詩】

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このカテゴリの一覧

切ない恋の詩

最近のコメント

最近の記事

PICKUP

  1. 切ない恋の詩

    少女後ろ姿